防災グッズは、家族全員分の準備が必要です。
未就学児であれば、親の防災セットに子供の分も入れて準備すればいいですが、小学生にもなると大人に近い量の防災グッズが必要なため、個別に準備するのがオススメです。
本記事では、小学生の子供がいる方に向けて、用意すべき防災リュックと防災グッズを紹介します。100均で購入可能なものも多いため、すぐに準備を始めることができます。
必要なもの6点は「非常食、保存水、防犯用ホイッスル、簡易トイレ、衣服、家族の連絡先がわかるもの」です。
小学生の防災リュックで用意すべき中身は?
小学生用の防災リュックに必要な道具を細かく上げれば10を越えますが、必ず用意しなければならないものは6点のみです。
【結論】6点のアイテムを必ず用意
必ず準備すべきは「非常食」「保存水」「防犯用ホイッスル」「簡易トイレ」「衣服」「家族の連絡先がわかるもの」の6点です。まずは、小学生の子供が持てるリュックサックに入れるだけです。
ここから、子供の防災準備を始めましょう。
- 保存食…3食分
- 保存水…1リットル
- 防犯用ホイッスル
- 簡易トイレ…3回分
- 衣服…1泊分
- 家族の連絡先がわかるもの(メモ帳等)
これが、最低限の小学生の防災リュックセットです。
子供の成長具合で判断
小学校6年生にもなると大人と同程度の防災グッズが必要ですが、詰めすぎると子供が持てなくなるため、まずは6点だけ準備しましょう。
子供の成長具合に合わせて、衛生用品を入れたり、非常食を増やしたりと中身を充実させていきましょう。
また、「子ども用の防災リュック」を販売している事業者もいます。例えば防災グッズ通販サイトの「アットレスキュー 」では子ども用の防災リュックとして数点用意しています。
防災リュックの準備に不安を感じる方はアッとレスキューで購入すると安心です。
足りない中身は大人用の防災グッズでカバー
小学生の防災リュックを準備することで、防災グッズを入れる子供1人用のカバンと、子供が「自分用の防災グッズがあるという意識付け」ができることが重要です。1つ準備することで、中身の追加や子供への説明がしやすくなります。
まずは、最低限のグッズを準備し、足りない中身は大人用の防災グッズでカバーするという考え方で大丈夫です。
小学生の防災リュックの中身はどれくらい?分量は?
理想をいえば、小学生も大人用と同様の防災グッズを準備するべきですが、詰めすぎると重くなるため、中身は1泊分程度の分量が現実的です。
1泊分の中身を用意しておこう。
持ち運びができることを考えると、「1泊」できる防災グッズというのが目安になります。
「非常食は3食分」「保存水は1リットル」「簡易トイレは3回分」が最低限必要な量です。
この程度であれば、小学生低学年でも持ち運べる重さです。
※具体的な小学生用アイテム一覧は、本記事の最後の方で、チェックリストを兼ねてまとめて紹介します。
小学生におすすめの防災リュック3選
小学生にオススメの防災リュックを3点紹介します。ポケットが多く、疲れにくいものが小学生にはオススメです。
基本的なアイテムはリュックの購入で全て揃いますが、「家族の連絡先がわかるもの」は追加で準備が必要なので、注意が必要です。
防災セット シェルターキッズ
- 価格:6,600円(税込)
- 特長:ポケット多数、選べる6色も嬉しい
- 中身:防災簡易ルミカライト、長期保存水500ml×2本、ブルボンミルクビスケット×1個、パワーフルーツキャンディー×1個、レスキューシート×1個、トイレONE3枚入×1個、AIR GORON×1個、エイドチーム2×1個、からだふきシート×1個、蓄光ホイッスル×1個
子供に使いやすいアイテムを揃えた防災セットです。6色展開で目立ちやすいカラーが選べるのも嬉しいポイントです。
キッズ非常持ち出し袋(防災防犯ダイレクト)
- 価格:18,500円(税込)
- 特長:ヘルメットや救急バッグ付きで準備万端!
- 中身:充電式LED防災ランタン(LEDライト・モバイルバッテーリー機能・USB充電・防水、防塵)、5年保存水(500ml×2本)、 非常用ようかん(45g×6本 または60g×5本)、 5年保存缶詰ソフトパン(100g×1)、 アルミブランケット、アルコール除菌ジェル、緊急用呼子笛(IDカード付き)、カイロ(×2)、 三角巾、マスク、救急セット、防災アドバイス、緊急時連絡シート、オサメットジュニア
衛生セットや豊富な非常食も含めて、1つで完結する防災セットです。子供用のヘルメットもついています。
子供用防災セット(岸田産業)
- 価格:5,500円(税込)
- 特長:なんと1.8kg!最小限を揃えたエントリーモデル
- 中身:リュックサック、長期保存水500ml、ビスコ缶、ミルクブレッド、レインコート、軍手、エアーマット、簡易トイレ、ウェットティッシュ、懐中電灯、アルミシート、ホイッスル、絆創膏、綿棒
「本当に必要なもの」に特化したエントリーモデルです。1.8kgという軽さで、小学生未満の子供でも持ち運び可能です。
大人が持つべき防災グッズ
十分な防災セットが入っている、小学生用のリュックサックが販売されていますが、子供に持たせず、大人が持つべき防災グッズもあります。
小学生の子供が持てない中身をカバーしよう
以下の3点については、子供が持つのには重く、子供単独での使用は難しいため、大人が持ったほうがいいでしょう。
ヘルメット
重量感があるため、小学生がリュックと一緒に持つのは大変です。また、装着時に固定されているか、大人の確認が必要なため、大人が持つのがいいでしょう。
ライト
暗闇で一番最初に必要なのがライトです。災害時の初動は大人が動線を作るのが基本です。緊急時に落ち着いて、子供がライトを使用するのは難しいため、大人が持つようにしましょう。
小型の懐中電灯を、予備的に小学生リュックに入れておく分には問題ありません。
簡易トイレ
簡易トイレに関しても、小学生が1人で使用するのは難しいです。数回分は小学生用のリュックに入れておきますが、大人が使用方法を説明して使うことになります。
おすすめの携帯トイレについて別記事で紹介しています。
また、緊急の災害により簡易トイレの準備ができない時は簡易トイレの作り方についても学んでおきましょう。
小学生の防災リュックの中身は100均でも買える!
先ほど紹介した防災リュックの中には防災グッズも入っていますが、アイテムの多くはダイソーやキャンドゥなどの100円ショップでも購入することができます。
※100均での購入が難しいものは「リュック」「非常食」「保存水」「着替え」などです。
身に付けるアイテム
- レインコート
- 軍手
- ホイッスル
- ライト
身につけるアイテムは、緊急時にも使いやすいものがいいですよね。100均であれば、何点かお試しで購入して使用感を試してみるのもアリです。
衛生アイテム
- ウェットティッシュ
- ティッシュ
- 歯ブラシ
- 携帯用トイレ
- 絆創膏
必要に応じて衛生アイテムも購入しましょう。爪切りや綿棒もあると便利かもしれません。
寒さ対策
- 毛布
- カイロ
- 断熱シート
寒さ対策グッズも100均で購入可能です。しかし、100均グッズだと性能が良くないものも多いので、注意が必要です。
まとめ:小学生用防災リュックで必須なのは6点
小学生用のオススメ防災リュックと必要なアイテムを紹介してきました。
必須なのは「非常食、保存水、防犯用ホイッスル、簡易トイレ、衣服、家族の連絡先がわかるもの」の6点ですが、子供が持てる範囲で中身を増やしていきましょう。
防災リュックを購入すれば、中身もセットになっていて、ネットで購入できるので楽ちんです。
最後に、小学生用防災グッズのチェックリストを作成しましたので、確認用にお使いください。
- リュック
- 非常食
- 保存水
- 着替え、下着
- 防災ヘルメット
- レインコート
- 軍手
- ホイッスル
- ライト
- ウェットティッシュ
- ティッシュ
- 歯ブラシ
- 携帯用トイレ
- 絆創膏
- 毛布
- カイロ
- 断熱シート