地震時にヘルメットはいらない?災害時のヘルメットの必要性と役割・選び方

地震

地震などの災害に備えて、非常食などの防災グッズを準備している人は多いでしょう。

本記事では、重要な防災グッズである「ヘルメット」の役割について解説していきます。

防災グッズとして、ヘルメットが準備されることはあっても、実際に利用したことがない人も多いでしょう。もしかしたら、「ヘルメットはいらないのでは?」と考えている人もいるかもしれません。

本記事を読んでいただければ、災害に備えたヘルメットの必要性と購入時の選び方がわかります。オススメのヘルメットについても紹介しますので、最後までお読みいただければと思います。

札幌在住、40代男です。「マイホームと家族を守りたい!」がモットーで防災について勉強しています。家族と家、両親を守るため勉強した防災の知識を発信しています。周りの人を守るため、一緒に防災について学んでいきましょう!

地震の備えにヘルメットはいらない?

結論としては、ヘルメットは絶対に必要です。災害時に1番守るべきは、自分と家族の命です。ヘルメット1つで守られた命がいくつもあります。

身体の中で外部からのダメージに一番弱いのが頭です。胴体は衣類に覆われていますが、頭は剥き出しのため、よりダメージを受けやすい状態にあります。

外傷に弱い頭部を守ってくれるのが「ヘルメット」です。

地震の備えにヘルメットが果たす役割

ヘルメットの役割は頭部を守ることです。ヘルメットを被ることで、落下物・飛来物から頭部を守ることができます。

落下物から頭部を守る

大きな地震発生時には、いろんなものが上から降ってきます。棚に入れている本や食器、蛍光灯が落ちてくるケースもあります。

実際に、そんなに重量がない食器などの落下物で命を失った方もいます。

また、部屋から出て避難する際にも、地震で弱った建物からは何が落ちてくるかわかりません。落下物を恐れて避難できないというケースも想定されるため、ヘルメットを準備することが早急な避難に繋がると考えることもできます。

天災による飛来物から頭部を守る

地震の際に、恐いのは落下物だけではありません。建物の倒壊で、飛来物の被害に遭うこともあります。地震などで構造が弱まった建物の一部が強風に見舞われ、通行人に怪我をさせてしまったという事件は毎年のように起きています。

近年増えている暴風・台風などの天災からも「ヘルメット」は、私たちを守ってくれます。

しっかりと地震に備えることで地震への恐怖を抑えることができます。事前の備えを大切にしましょう

関連記事:地震が怖い時の対処法 │ 地震が怖いと感じる原因や症状について紹介

防災ヘルメットの選び方

ヘルメットの必要性は十分に理解いただけたと思います。続いて、ヘルメットの選び方のポイントについて解説していきます。

国家検定認定品を選ぶ

防災用ヘルメットの一番重要な条件は「国家検定認定品」であることです。防災用ヘルメットは、命を守るための製品であるため、認定が行われたものに「労・検」マークを付けて、「国家検定認定品」であることを国が保証しています。

逆に言うと、防災用ヘルメットでも「労・検」マークがないものは購入してはいけません。安全のためにヘルメットを購入するのに、安全性が担保されていないのでは、元も子もありません。

熱に強いFRP素材を選ぶ

「国家検定認定品」であることに続いて、重要な点は「熱に強い素材」であることです。

具体的には、「FRP素材」のものを選びましょう。「FRP素材」とは「Fiber Reinforced Plastics」のことで、日本語では「繊維強化プラスチック」と訳されます。

プラスチックでありながら、強度が強く、熱にも強いという特長があります。FRP素材が使われている防災ヘルメットであれば、地震のときにも安心です。

耐用年数が長いものを選ぶ

あまり知られていませんが、防災ヘルメットには耐用年数があります。

耐久性の強さを重視してヘルメットは作られていますが、年月を重ねることでヘルメットの耐久性が落ちてきます。自宅にあるプラスチックの容器なども、数年経つと、強度が落ちて、形状がくずれてきますよね。

毎年、購入するものではないため、耐用年数が長いもの(できれば5年以上)のものを選ぶようにしましょう。

ちなみに、先ほど紹介した「FRP素材」のヘルメットであれば、基本的には耐用年数が5年以上になっています。

あごひもで調整できるものを選ぶ

ヘルメットは長時間、装着することもあるため、サイズ調整ができることも重要です。大きいものでも、「あごひも」で調節することができれば安心です。

「あごひも」に煩わしさを感じて、使用しない人もいますが、ヘルメットを頭部に固定できていなければ意味がありません。落下物等の衝撃で頭から外れてしまうこともありますので、必ず「あごひも」は使用しましょう。

おすすめの防災ヘルメット

具体的にオススメの防災ヘルメットを紹介します。前章での4項目を全て満たした高品質の防災ヘルメットです。

ミドリ安全 軽量 ヘルメット 一般作業用 熱場作業用 SCLM RA KP付

  • 規格・・・国家検定認定品
  • 素材・・・FRP(繊維強化プラスチック)
  • 耐用年数・・・5年以内
  • あごひも・・・脱げ防止に工夫された「あごひも」

ミドリ安全 軽量 ヘルメット 一般作業用 熱場作業用 SCLM RA KP付」は老舗ヘルメットメーカーのミドリ安全が提供する防災ヘルメットです。

本記事で紹介する「防災ヘルメットの選び方」4種類に適合しており、安全性に関していうことはありません。

また、2000円台と安価に購入できることに加えて、8色のカラーバリエーションがあります。企業や家庭で複数個、購入されることも多く、「防災ヘルメット」の売上ランキングでは常に上位に位置しています。

ミドリ安全 軽量 ヘルメット 一般作業用 熱場作業用 SCLM RA KP付

ヘルメットがない場合の対処法

防災ヘルメットは家庭では家族の人数分、職場では社員の人数分を最低限用意しますが、来客時の被災など、ヘルメットが足りない状況になることも考えられます。

地震に備えて、簡易ヘルメットの作り方を紹介します。

緊急時にも対応できるよう「2枚の布でプラスチック容器を挟む」と覚えておきましょう。

毛布や座布団を被って頭を守ろうタオル+ボウル+風呂敷で簡易ヘルメットに

簡易ヘルメットは、「タオル+調理用ボウル+風呂敷」で作ることができます。

  1. 頭の上にフェイスタオルなどの小さなタオルを被せる
  2. 調理で使うボウルをかぶる
  3. 厚手の座布団や毛布でボウルごと覆う

これで「簡易ヘルメット」は完成です。動きづらいですが、倒壊の危険性のある建物内などで、ヘルメットがない場合は、この方法で頭を守りましょう。

こちらで紹介したのは、あくまで「簡易用」のため、人数分の防災用ヘルメットが必要なのは言うまでもありません。

前章で紹介した「ミドリ安全 軽量 ヘルメット 一般作業用 熱場作業用 SCLM RA KP付」は1つ3,000円以下で購入できますので、多めに準備しておくと良いでしょう。

まとめ:防災用ヘルメットは必ず準備しよう

防災ヘルメットの必要性と選び方について紹介してきました。

ヘルメットは命を守るための防災グッズとして必ず必要になりますので、家庭の人数分、職場の社員分を用意しましょう。

防災用ヘルメットの準備は必須ですが、緊急時には「タオル+ボウル+風呂敷」で簡易ヘルメットを作れることを覚えておくといざという時に役立ちます。

ヘルメット選びに迷ったら、「ミドリ安全 軽量 ヘルメット 一般作業用 熱場作業用 SCLM RA KP付」を選べば間違いありません。

防災用ヘルメットとしては比較的安価であり、強度についても保証された国家認定検定品です。

防災用ヘルメットを購入したら、いつでもすぐに身に着けられるように寝室に置いておくのがオススメです。

非常食や衣類などに比べると、優先度が低くなってしまいがちな防災用ヘルメットですが、必要ですので、この機会に購入しておくようにしましょう。